Column
vol.222
- こんにちは横山です。
- 2011.02.28
- ニュージーランドを襲った大地震、私の子供達もホームステイでお世話になったので人ごととは思えません・・・被災された方には心よりお見舞い申し上げます。
さて、今回のコラムは写真のお話をすこし・・・
写真を始めた学生時代からよく、一目で横山の写真と分かると言われてきました。
日本写真専門学校時代は、作品を白黒で制作する事がほとんどでしたが、
僕の常用フイルムはコダック社のプラスXという、国産に比べて少しコントラストのある物でした。
それを、同じくコダック社のD76という現像液を原液で使用するのです。
通常D76は1対2もしくは1対1に希釈して使用しますが、原液使用するのです。
その結果、硬調でパキッとした気持ちのいいネガになります。
印画紙の標準は2号ですが、3号の硬調な印画紙に焼き付けます。
かなりハイコントラストな写真が作風でしたが、物足りないときはネオパンFや更にはミニコピーといった複写専用のフイルムなんぞを使用しておりました。
それをよく赤い台紙で提出していました。
当時の原田文裕先生にはいつも「ユニークなやっちゃな〜」といって頂きました。
仕事で写真を撮るようになってからも、その好みは変わらず、フイルム時代は大型カメラにニッコールレンズでポートレイトを撮影しておりました。
よく同業者に「ニッコールでポートレイト撮る人間はみた事ない」と言われましたが、
自分としてはレンズの前に自作のフイルターを何枚もかけるのでクリアで硬いレンズを好んだ訳です。
デジタルになった今もクリアで抜けのいい写真は変わらず・・・横山流といったところです(笑
ネタになる写真がないので、ぶらっと近所を歩いてみました・・・ぶらヨコヤマ。
メトロ劇場と喫茶カビラの間の路地、昔は東宝映画館(後にみゆき座)その向かいには喫茶リオ、ここのカツサンドが大好きでした。
まるせんの地下には今はなき「銀座茶廊」があり、高校時代友人とここで音楽の話なんぞしたものです。
何故かビルの裏が好きです、表は時代に合わせてリニューアルされていますが、
建物の裏は時代を感じて好きです。
放送会館の裏通り、クリーンでクールで子供の頃ここを通って放送会館2階にあった福井模型に通いました、現在は地下に移転しました。
栄パーキングからの夕景も好きです4階がベストです(笑
街を歩く・・・それが目的・・・
歩くといろんな物が見えて来て楽しいですよ。
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